先週に引き続き飛騨の低山です。

猪臥山は10年以上前に北の小鳥峠(おどり)から林道を辿って登ったことがあります。その時はどうしようもないモナカ雪で、カケダシの私には手も足も出ませんでした。
今日は新しいルートでトライします。

トンネル清見側入り口からそのまま沢詰めしていけば登れそうですが、かなり高所でないと、今年の薮山はスキーなどとんでもないことになります。
H14年に飛騨の清見と古川を結ぶ「猪臥山トンネル・卯の花街道」が開通しました。
なんでも林道では日本一長いそうです。このトンネルは猪臥山の下を通っており、その周辺整備に伴って「猪臥山散策道」ができています。
秋山の偵察も兼ね、今回はこの散策道を登山ルートにしました。
AM. 9:00 旧道交差点スタート。
トンネルの清見側入り口前にある駐車スペースに車を置いたのですが、その少し手前に「猪臥山散策道」の案内板が立っていました。後で後悔したのですが引き返すのが面倒で、トンネルへの新しい道と旧道が交差する所から尾根に取り付きました。急な上にザラメの雪はまだ沈みきっておらず、ツボ足では踏み抜き、陽当たりの良い所はすでに笹が出ています。登り始めから悪戦苦闘でした。

AM. 9:35 1140m地点着。(猪臥山散策道合流)
今日は5月の陽気になるとのことで、今朝も冷え込みはありません。ほんの30分ですが、強引な登りで大汗をかいてしまいました。登り上げた小尾根の木立には赤ペンキの目印が付けてあり、どうやら散策道に合流したようです。雪のない時はどの程度なのか分かりませんが、やはり切り開きを登った方が良かったようです。ひと息入れてから、木立でスッキリしない尾根を辿りました。

AM. 10:15 1285m標高点着。
少し開けた小さなコブの上に出ました。煩わしい登りから一瞬ですが解放されます。これから向かう猪臥山南東尾根や、彦谷対岸の電波塔の建つ南尾根の様子が見えます。どこも木立が密で快適そうには見えません。少なくとも、もう1m積雪が欲しいところです。
AM.10:50 1340m猪臥山南東尾根合流。
登り初めて2時間弱、やっと猪臥山への大尾根に取り付きました。途中少しでも楽をしようとシールを貼ったり剥がしたり、はたまたスキーを担いだり、色々ジタバタしましたが、ここからはステップソールが威力を発揮しそうです。
1300mレベルで1km弱の緩い起伏を越えていきます。雪も落ち着いてきましたが、少し欲を出してターンしようとすると、重い雪にスキーを取られて失敗ばかりです。
表面はしっかり出来上がっていて、中はホクホク。九里・十三里ならば言うことはないのでしょうが、スキーでは最悪です。相変わらず密な木立の中を一直線に進むのみです。
南東尾根1310m最低コルから西側が植林の境界線尾根になりました。陽当たりが良いせいか薮がかなり出ていて、スキーの踏み場もありません。やや急な登りに手こずりながらも、やっと本峰が間近に見えるところまでやって来ました。

AM. 11:55 1456m標高点着。

ここから先は煩わしいヤブ登りから解放されました。頂上に近付くにつれ猪臥山西斜面の様子がハッキリ見えてきます。かなりヒビ割れしておりスキーを楽しむことは出来そうもありません。。頂上手前には先週の?スキーの跡が残っていましたが、滑り下りている様子はありません。すでに先週でスキーは終わっていたのでしょう。
奥美濃石徹白のようなメジャーなエリア以外の低山では、もうスキーは限界のように思えます。
PM. 0:20 猪臥山ピーク着。
あいにく曇りがちですが360°の展望です。どれが何という山なのか分かりませんが、白山・立山黒部五郎・北アルプスなどが白い屏風のように立ち上がっています。(いい加減なことで済みません) 頂上から南斜面の彦谷をのぞき込んでみましたが、かなり薮が出ています。おまけにこの日は5月並の陽気。2・3ヶ所で熊笹の上のザラメ雪がザザーッと沢床まで流れていきます。一本だけ滑ってやろうと思っていましたが、今回はあきらめた方が良さそうです
尾崎山(中央)の後に白い屏風
PM. 1:00 下山開始。
缶ビールを一本飲み干しゆっくり下山にかかります。無理はしないつもりですが、スキーは出来る限り外さずに降りたいもの。ヤブが酷くなれば潔く諦めるつもりでいましたが、ついつい無理をしてしまいます。先週に引き続き、スキーも身体もボロボロになってしまいました。
今朝最初に散策道に合流した1140m地点から、登ってきたトレールではなくそのまま散策道を辿ってみました。登りのコースよりもほんの少し良かったようです。

猪臥山散策道はいたずらに距離が長く、木立やヤブが邪魔をしてスキーには不向きに思われます。

ガッ、シカーシ!! MTBの可能性は大です。

秋にまたトライすることを考えながら
PM. 3:20 猪臥山散策道案内板に帰着しました。